幼児教育はいつから始めたらいいの?臨界期から考えてみよう

幼児教育

幼児教育が大切ってよく聞くけど、何歳から始めればいいのかな?そもそもなぜ幼児教育が大切なの?

本記事では、このような疑問をもつパパママ向けに書いています。

本記事の内容

  • 幼児教育は0歳からがおすすめ
  • 【臨界期】子どもの脳には学習に適切な時期がある
  • 知性の発達は心の発達と大きな関連がある

幼児教育って何歳から始めたらいいのかよくわからないですよね。

結論としては、「幼児教育の開始は早ければ早いほど子どもの成長につながる」です。

本記事では、なぜ0歳から幼児教育を始めるべきなのかについて解説していきます。

幼児教育は早期の0歳からがおすすめ

冒頭でも述べたように、幼児教育の開始は早ければ早いほど良いです。

赤ちゃんは生まれた瞬間から外部からいろいろな刺激を受け、脳の発達が始まってます。

もちろん普通に育児していれば、子どもはちゃんと育っていきます。しかし、いろいろな実験から幼児教育によって、子どもの将来の能力に差が生じることがわかっています。

プロ将棋棋士の藤井聡太さんが、幼少期に「モンテッソーリ教育」を受けていたことも話題になりました。

いわゆる「天才児」は偶然ではなく、少なからず幼児教育の影響があると言えるようです。

脳科学者の茂木健一郎先生が説く幼児教育の重要性

脳科学者の茂木健一郎先生の著書『5歳までにやっておきたい 本当にかしこい脳の育て方』に幼児期の脳の発達に関する衝撃の事実が書いてありました。

脳の80%は0歳から3歳、遅くとも5歳ごろまでには基礎が完成してしまいます。残りの一生は、5歳ころまでに培ったものをベースに生きていくのです。

子どもの脳は、5歳までに80%、6歳までに90%の脳の基礎が完成すると言われています。

つまり一般的に言われる「才能に恵まれた子」に育つかどうかは、5歳くらいまでの環境や経験(教育)によるところが大きいということです。

将来子どもがスポーツ、音楽、芸術、科学、ITなど好きなことを見つけたときに、学ぶための土台(地頭)を親としては作ってあげたいですよね。

子どもの脳には学習に適切な時期がある

近年になり脳科学の進歩により、特定の能力を学習するのに適切な時期があることがわかりました。

この時期のことを「臨界期」といい、特定の能力を身につけるのに最も適した時期のことを言います。

例えば、幼少期のうちに英語耳を育てないとLとRの違いを区別できないといったのも、臨界期が関係していると言われています。

能力によって、臨界期が異なります。

能力ごとの臨界期

  • 視力:0~5歳
  • 運動能力:0~6歳
  • 音感・リズム感:0~4歳
  • 数学・論理力:1~4歳
  • 語学力:0~9歳

臨界期を意識して、子どもにそれぞれの能力を伸ばすような機会を与えてあげるようにしましょう。

ただし、臨界期を過ぎたからといって、能力習得が不可能になるということではありません。

それでは、それぞれの能力の臨界期ごとに説明していきます。

視力の臨界期

視力は文字通りの意味で、目の良さです。生後3〜4ヶ月から発達し始め、3歳終わりごろまでに視力が1.0に達すると言われています。

臨界期に視力が発達しないと、色の識別、遠近感の把握能力(両眼視)、立体感を掴む能力(立体視)等の目に関する発達が止まったり、遅れたりします。

それらの視力障害のことを「弱視」と言います。

弱視の発見や治療に関しては、おおしま眼科池本クリニックのホームページでわかりやすく解説していました。

運動能力の臨界期

運動能力とは、「歩く・運ぶ・注ぐ・巻く・貼る・折る・縫う」といった動作や動きのことを言います。

0~3歳までは主に「歩く・走る・座る・持つ・握る」といった大きな動きに関する能力が発達する時期です。

また、3~6歳までは細かい作業ができるような動きが発達していく時期です。

音感・リズム感の臨界期

音感・リズム感とは、音楽鑑賞、歌を唄う、楽器を弾く、リズムよく体を動かすといった能力のことを言います。

絶対音感は、3~5歳までの間にその訓練をしないと、一生身に付かないといわれており、臨界期が関係することの1つです。

数学・論理思考力の臨界期

数学・論理思考力とは、いわゆる数学に必要な能力であったり、物を立体的に捉える能力のことです。

積木やレゴブロックで遊ぶと、数学や論理思考力が育つと言われています。

男性の方が女性より数学が得意な人が多いですが、小さい男の子が積み木やレゴブロックが好きなのが関係していると言われています。

女の子は人形遊びやおままごとが一般的に好きですよね。

語学力の臨界期

語学力は日本語や英語を話すための能力です。

語学力の臨界期は0~9歳です。幼少期に英会話教室に行くことが効果的であると言われているため、通わせる親が多いですよね。

幼少期に英語を勉強させることは、メリットでメリットがあるので各ご家庭の状況に合わせて判断してください。

まとめ:臨界期をうまく利用して子どもの成長を加速させよう

本記事では、子どもの臨界期について解説しました。

年齢ごとに大きく成長する能力がことなり、能力によっては0歳からすでに臨界期が始まっています。

能力ごとの臨界期

  • 視力:0~5歳
  • 運動能力:0~6歳
  • 音感・リズム感:0~4歳
  • 数学・論理力:1~4歳
  • 語学力:0~9歳

幼児教室に通わせたりしてもいいのですが、お手軽でコスパがいいのは通信教材です。

幼児教室であれば、月々1万〜2万円ほど払って、親が付き添って通う必要があります。

しかし、通信教材であれば月々2000円程度で子どもの年齢にあった教材を毎月送ってきてくれますよ。

興味がある方は以下の記事で、教材の比較を行なっているので参考にしてください。